こんにちは!いいづかです。久しぶりの更新ですが、今回はスペシャルな内容でお届けします。
『デイブレイクで働いている人ってどんな人?社内の人インタビュー』の海外出張編です!
今回のインタビューのゲストは転職してからまだ2年半弱とデイブレイク歴は比較的新しいものの、語学力とプログラミングスキルを兼ね備え、外国とのコミュニケーションや海外出張も経験している野村さんです!
この度の出張はトライアルとのことですが、出張の目的や、今後の海外ビジネス展望など、興味津々の内容となっています。
さっそく、野村さんのお話を伺ってみましょう!
人物紹介
インタビューされる人:野村 亮太 (のむら りょうた)
・入社年月:2021年3月(中途採用)
・ポジション:PM、ソリューションアーキテクト
・出身地:岐阜県
・趣味:サッカー、ボルダリング、バイク、筋トレ、ゲーム
・好きな食べ物:ラーメン、焼き肉
インタビューする人:いいづか
背景と経緯
──改めてお帰りなさい!国外まで出張に行っていただいてお疲れさまでした。今回の出張のエピソードはもちろん、経緯や目的から掘り下げて伺いたいなと思います。よろしくお願いいたします!
よろしくお願いします!
──まずは野村さんの今までの海外経験や英語力を知りたい!大学が語学系でしたっけ?
そうですね。僕が通っていた大学が外国語教育に力を入れている大学で、ドイツ語を専攻してました。2年生と3年生の間は休学してドイツに留学してました。今はそんなにドイツ語を使う機会はないですが、外国人の友人とLINEでやり取りしたり、遊んだりする時に英語を使う場面は日常的にある方だと思います。
──すごい!そんなに語学が堪能なのになぜ日本のIT系ベンチャーに転職したんですか?
以前はドイツの会社にいて、生産管理という業務に携わり、SAPやエクセルを使って仕事してました。その時にVBAでマクロを組んだりする機会があり、業務効率化の楽しさやちょっとしたプログラムを書いてそれが動く楽しさを知って、プログラミングに興味を持ちました。
ドイツの会社で働いていたのですが、中々海外に行く機会に恵まれなくて、社内で生産管理から営業部署に異動しました。そのタイミングでオンラインのプログラミングスクールに通ってみて、プログラミングで何かを自分で創る楽しさを改めて感じてもっとプログラミングをやりたいと思うようになりました。
それにこれからIT技術はどこでも必要になる。自分が頑張れば会社の利益にも貢献できるし、ITのスキルがあれば、もっと広い可能性がどんどん広げていけるとも考えて、転職も視野に入れ始めました。
──そうだったんだ。デイブレイクはどうやって見つけたんですか?
実は転職サイトでスカウトをいただいて、そこからの出会いでしたね。
──当時デイブレイクはシステム開発とかがメインだったけど転職する時に海外で仕事するのは諦めた感じですか?
海外に行くこと自体は旅行でもいけるし、海外勤務を会社に期待し続けるのはちょっと違うかなと感じ始めてましたね。これから長く携わっていく仕事としてプログラミング等のIT系の業務の方が自分にとって魅力的に感じました。
──なるほどね~。でも結局、デイブレイクで海外出張に行くことになったんだね。どうして?
実は転職した当初から、ビジネスとしての海外展開も視野に入っていたみたいで、(社長が)僕の海外経験や留学背景を見て、その方向での可能性を考えてくれていたんだと思います。だから、社長との面接の段階で、そういう話はちょっと出てはいましたね。僕自身も会社にそのようなチャンスを提供していただけたら、積極的に取り組むつもりでいたので、結果としてありがたいです。
──じゃあその時は東南アジアに出張になるなんて思いもよらなかったですね。改めて、今回の出張先の国や目的を教えてください。
初めから特定の国というのは考えていなかったと思います。昨年、社長からの提案でオフショア開発の導入の検討に携わりました。社内にコネクションを持っている方もいてベトナムの会社に決まりました。実際にオフショア先に業務委託してみて、開発業務もスムーズに進みました。オフショア開発の導入もうまくできたので、海外での新たなビジネスの可能性も視野に入れて、まずは業務委託先の企業があるベトナムに訪問することになりました。今回はベトナムでの働き方や現地の生活、海外からのリモートワークに問題はないか等を確認するという感じでトライアルとして行ってきました。
出張前の期待と不安について
──ベトナムは行ったことありましたか?期間は?
実はベトナムに行くのは個人的にも初めてだったんですよね。期間は1週間で行ってきました。
──おお。モチベーションとか心境はどうでした?海外出張が決まった時、楽しみだな不安だなとか。あとベトナムってベトナム語だと思うんですけど、言葉の点で心配はなかった?
今回すごく楽しみにしていて、不安とかは特になかったですね。
韓国、台湾、インドネシア、タイとか他のアジア圏には個人的に旅行したことはあって、その国々の現地の言葉は分からなくてもなんとかなっていたので、今回もベトナム語を勉強してから行こうとかは特に思わなかったですね。
──なるほど、そのあたりの感覚はもともとの豊富な海外経験が活きていますね!
現地での業務遂行について
──では出張中の経験について教えてください。海外で働くトライアルと現地視察が主な目的でしたね。
そうですね。まず普段通りの業務が問題無くできるのかをチェックしました。例えば開発業務やミーティングが日本にいる時と同じようにストレスなくできるのか。実際に現地で普段行っている業務と同じ事をしてみて、全く問題無かったです。
オフショア先の企業のオフィスを見学させていただいたり、ホーチミンでシェアオフィスを利用したりして、そこでの働く環境もチェックしましたね。
──海外のシェアオフィス!いいなあ!快適に仕事できました?
はい、ホーチミンのシェアオフィスで2日間働いてみました。もちろん無料Wi-Fiも完備されていて、オフィスもすごいきれいでしたね。働く環境としては特に問題なく快適。でもオープンなビジネスラウンジって感じなので、自分の個室みたいなものはなく、フリーアドレスでした。色んな国の会社の人がそれぞれ作業している中で自分も空いている席を見つけて仕事していました。
──オフショアの会社はどうでしたか?そこでも仕事したんですか?
オフィスに訪問させていただいて、そこで普段通りの業務をやってましたね。オフショア先のオフィスはダナンという場所にあり、ホーチミンからは飛行機で移動しました。
──実際に現地でプロジェクトとか具体的な協業とかがあったらうまくやれそう?
今まで実際のプロジェクトでいくつかタスクを依頼して開発を進めていただいたんですけど、基本的にはこちらがある程度設計とか、こういう風に実装してくださいっていうのをきっちり書いていればきちんと実装していただけてますね。社内の人と社外の人でわかるところとわからないところがあるのは国籍とか関係なく、国内のビジネスでも普通にありますからね。きちんとドキュメント化したり仕様をしっかり伝えられたら高い品質とスピードで仕上げていただけていると思います。
──へぇ!ベトナムのエンジニアの方たちとても優秀なのですね。
とても真面目な印象を受けますね。レスポンスが悪くて業務の進捗が遅いみたいな場面は見たことないですね。自分のこれまでのキャリアでいろんな国の方と働く機会がありましたが、時にはレスポンスが悪かったり、コミュニケーションエラーが頻発したりして進捗に影響が出ることもありました。ベトナム人の方々はすごく勤勉で真面目な印象がありますね。
出張中の印象的なエピソード
──出張中に特に印象的だったエピソードや困ったことなど教えていただけますか?
そうですね、最も印象的だったのは、ホーチミン空港に着いた際に1万円を盗まれたことですかね。僕は「Grab」という配車アプリを使おうと考えていて、それにクレジットカードを登録すれば現金を持ち歩かず移動できるなと、ひったくり対策も兼ねて一旦は換金せずにいたんです。
でも実際にアプリを使用しようとした際に何らかのシステムエラーが発生してしまって。たまたまGrabの制服を着た方が空港出口付近にいたので、彼にアプリと移動について尋ねたら、現金はあるかと聞かれ、(現地の)現金は持っていないんだと説明しました。その際に本当に持っていないか確認しようとして財布を触られ、その時に日本円の1万円が盗まれてしまいました。
──それは大変でしたね。盗まれたお金は日本円で1万円だったということですが、日本円の価値を知っていてサッと盗るなんてプロですね…。
そうですね。後で知ったのですが、ホーチミン市内ではGrabの制服が売られていて、空港周りにはフェイクのドライバーがたくさんいるそうなんです。事前にネットで調べておけばよかったんですけど、今までいろんな国へ旅行してきた中で現金を盗まれたことは無かったので油断してましたね。
──日常的に使われているサービスの制服を着ていたら信用しちゃうよね…。他にはどんなエピソードがありましたか?
ベトナムのダナンからホーチミンへのフライトが大幅に遅れ、さらに帰国時のホーチミン空港のセキュリティが大混雑。搭乗ギリギリまでセキュリティチェックに待たされるなどのちょっとしたハプニングもあってハラハラしましたね。実際のところは、トラブルやハプニングも含めて視察の一部だと思いますし、良い経験になったとは思ってます。
あともちろん良いエピソードもあって。以前から使用していた「Couch Surfing」というアプリを通じて、ホーチミンで現地のベトナム人の方と知り合えました。その方はホーチミン市内の大学で英語の先生をしている方でした。彼女との交流を通じて、現地のレストランや観光地を案内してもらったり、彼女の学生時代の友人とのランチに招待してもらったりもしました。現在、仕事で保育園事業に関するシステム業務に携わっているのですが、ベトナムでの保育園事情とかサービスの状況とかも聞くことができました。現地の方から生の声が聞けてすごく良かったですね。現地でできた友人のおかげもあって本当に有意義な時間を過ごせました。
──それは良い経験でしたね!すごい行動力だなあ!街中での移動はどうでした?移動手段は?
ホーチミンの移動は、日本と違って電車がないんですよ。地下鉄を現在進行形で建設中みたいで、もうすぐ開通するらしいんですけど。だから移動手段としては、Grabアプリでスクーターかタクシーを使うのが多かったですね。あと、バスもあるし、川沿いや海沿いだったら水上バスもあるんですよ。
──Grabって便利そう!日本にバイクの送迎サービスはないよね。
Grabは本当に便利でしたね。位置情報を使って、今いる地点にタクシーやスクーターが来てくれて目的地まで送ってくれる。僕はもともとバイク好きなので、ほとんどの移動はスクーターで後ろに乗せてもらって。でも、ホーチミンの運転は日本と比べると荒っぽかったですね。事故や怪我もちょっと心配でした。信号を守っていないドライバーも結構見受けられたし、車の間をゴリゴリと進むし。怖い人にはちょっと無理かもしれないですね。
──確かに、私は怖くてスクーターの後ろには乗れないかも(苦笑)バスは使いやすかったですか?
バスは難しかったですね!その時はローカルのベトナム人しか乗ってなくて、英語を話せる人はいなさそうでしたし。日本のバスとお金を払うシステムが違っていて、ベトナムのバスは、お金を回収する係の人が乗ってて、その人が集金に来る。でも、最初はそれを知らなくて、お金を渡すタイミングがわかりにくかったです。しかも乗降時すごいスピードですごい揺れますからね笑
──いろいろな経験をしましたね。食べ物についてはどうでした?(写真を見ながら)このビーフシチューフォーめちゃ美味しそう!!どうやって見つけたんですか?
このお店が自分が最初に泊まったホテルの近くにあって。ビーフシチューフォーって日本で見ないから食べてみようって。Googleのレビューも高評価だったから間違いないかなとおもって入ったらすごくおいしかったですね。
──あと気になったのがこの塩コーヒー!これは日本で見たことないです。どうでした?
珍しいですよね。最近ベトナムでは新メニューとして塩コーヒーが流行っているようです。ベトナムコーヒーの特徴は、コーヒー豆の味が濃く、そこにめちゃめちゃ甘いコンデンスミルクを追加してる。そして、塩コーヒーはその上に塩味がプラスされて、ちょっと変わった味わいになってました。
──えー美味しそう!日本でやるのはどう?タピオカの次はベトナム塩コーヒー!って笑。
いいかもしれないです笑。でも甘いもの好きには美味しいと思いますが、ちょっとヘビーな感じもあるので、好みは分かれるかもしれないです。コンデンスミルクがかなり甘くて、スタバのフラペチーノとかよりも甘さがあるんじゃないかなと思いました。カロリーもハンパないと思います。
──あとこれはなに?このピーナッツが乗っている飲み物みたいなやつ。
これは現地の友人と一緒に行った生春巻きレストランで飲んだものです。実は友人にとっても珍しい飲み物だったようで僕に飲んでみてと勧めてくれて、僕も興味があったので頼んでみました。これがすごい特殊な味で。メニュー上はソフトドリンクで、ジュースらしいんですけど。自然由来な感じはあるんだけど何が主体かはよくわからないです。酸っぱくて甘い感じで、中にはコーヒーゼリーやミックスナッツ、レモンなどが入っているようでした。現地のレストランでもあまり置いてない珍しい飲み物で昔はよく飲まれていたらしいです。見た目もインパクトがあって、味もかなり独特でした。
──それは変わった飲み物だね!!是非飲んでみたい!日本で流行るかな?
いや、好きな日本人は少ないと思いますね。なかなか自分で頼むことはないかなと思います笑
──笑。じゃあ日本でやるならビーフシチューフォーと塩コーヒーだね。
日本でやるならその辺が無難だと思いますね笑。あとはスイーツならココナッツアイスクリームとかも日本でやるのはいいかもしれない。バインセオ、平打ち面のミークアンも美味しかったです。
あとホーチミンで比較的価格帯の高いレストランで食べた焼き魚やクレームブリュレも絶品でしたね。特に焼き魚は、そのレストランのスペシャリティで、ベトナムで食べた料理の中で一番おいしかったです。
僕が頼んだ料理とビール3杯で、4000円くらいでした。食べたり、飲んだりした量と美味しさを考えると日本よりコスパがいいと感じました。ここは接待や特別な場面で使えるレストランだと思います。
──食べ物だけで言うと何も問題無く住めそうですね。
そうですね。個人的には全然住めると思いますね。
オフショア開発のポテンシャルや海外ビジネスの将来性
──なんかお話を伺っていて、ベトナムの方々の真面目さや、グルメなどから、日本との相性の良さやビジネス展開の可能性を感じてワクワクしますね。
そうですね。個人的には、ベトナムにはビジネスチャンスが多く存在していると感じています。国の成長が著しいという雰囲気も感じる。具体的なビジネスの方向性はまだ検討中ですが、IT分野やその他のビジネスチャンスもたくさん転がっている感じがします。
──引き続きオフショア開発とかからですかね。
そうですね。オフショアでの開発のスピードや対応の良さ、反応速度などは非常に良いと感じています。技術的なレベルも高く、複雑なタスクを依頼しても迅速に対応してくれるので、技術面での信頼も持てると感じています。コスト面でもオフショア開発は非常にコスパが良いので、積極的に導入し、開発を進めることで会社にとっての利益になると考えています。今後、海外展開やローコストでの開発を通じて、利益を出すことができれば良いなと考えています。
出張の総括
──じゃあちょっとまとめにいきたいんですけど、まず今回の出張を一言で表すとしたらなんですか?
一言で表すと難しいですけど、、「違和感はなかった」っていう感じですかね。そこまで想定してた感じとギャップはなかったです。
──お~なるほどね。それは重要な感覚だね。全体を振り返ってみてどうだった?
今回の出張で当初設定した目的は基本的に全部達成できたと思います。海外でも日本にいる時と変わらず仕事ができるかについては、ホテルやオフィスなど作業環境をいろいろ変えながらも、円滑に業務を進めることができました。現地の人から、例えば保育園の事情だったり、次の新しいビジネスチャンスに関わる生の声みたいなのを聞けてたっていうのも、プラスアルファの目標にあってそこもクリアできたので、全体的に見て、初めての現地視察としてはかなり成功だったと思います。
──最後に、デイブレイクはどんな会社だと思いますか?特に、英語や海外ビジネスに関して。英語は必須なのでしょうか?
海外での業務や海外出張を考えると英語はやはり必要かなと思います。今回ですとオフショア先の企業訪問時は日本語でやり取りしましたが、シェアオフィスの受付や、飛行機やホテルの受付、飛行機の遅延などのアナウンスに対応する場面では、基本的な英語でのコミュニケーション能力はもちろん必要だと思います。完璧である必要はないと思いますが、トラブル時の対応などを考えると、ある程度英語ができた方が、よりスムーズに業務を進めることができると思いますね。
現在、海外ビジネスに関しては可能性を模索している段階で、具体的なコメントは難しいです。でも、デイブレイクには新しいビジネスチャンスを追求できる環境があると思います。それに新たな事にチャレンジするためのサポートがすごく得られると感じています。自ら積極的に手を挙げ、取り組む姿勢があれば、海外関連の業務を含めてさまざまな機会が得られる良い会社だと思います。
──そうですね!貴重なお話しありがとうございました!!いつか日本でビーフシチューフォーと塩コーヒーが味わえる日が来ることを待ち望んでいます!
いいづか
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