こんにちは。なかじまです。
「デイブレイクで働いてる人ってどんな人? 社員インタビュー」の第一弾として、しえすたろうのマスコットキャラ「しえす太郎」の生みの親でもある嵯峨山さんにお話しを伺いました。
入社したばかりの嵯峨山さんは、自称職歴なしのバンドマンということなんですが……一体どんな人なんでしょうか?
働くに対する自由な考え方をお聞きすることが出来ました。
人物紹介
インタビューされる人:嵯峨山 諒 (さがやま まこと)
・入社年月:2015年12月
・役職:デザイナー/イラストレーター/ライター
・出身地:兵庫県生まれ、千葉県育ち
・好きな食べ物:桃
・その他:carpoolというバンドでギターボーカルをやってます。
インタビューする人:なかじま
インターネットがなければ、死んでるかもしれないですね
インターネットのこと
――この度は、今流行のオウンドメディアというものを運営していくことになったわけですが、インターネットのことどう思いますか?
インターネット様様ですね。毎日インターネットしてるし。インターネットがなければ、死んでるかもしれないですね。まあ死んではないか(笑い)
――この職に就いたのもインターネット好きが高じてというところもありますもんね。じゃあもしインターネットがなかったら、どうなってたと思いますか。
わかんないっすねー。もの作ってたんじゃないかなーと。
――インターネット使って最初にしたことって覚えてます? 当時いくつでした?
小学生ですよ、たぶん。ジャンプのホームページとか見てたんじゃないっすか。あとはテキストサイトとかを見てました。
――テキストサイトって?
そんなに詳しくないんですけど、めっちゃ笑かしに来るブログって感じですかね。文字入れて、ここでデカくして赤くして、すごい空間あけて、そこで写真バンってだしてみたいな。
そういうのってそれまでなかったんですよ。
それまでは文章がただふわーっと書かれていたのに、メリハリをつけて組み立てとかで面白くするっていうサイトです。
――そういうサイトを自分でも作ってましたか?
僕が作り出したときは中2とか中3とかで音楽すごい好きだった頃だったので、レビューサイトの真似事みたいなのとか作ってました。
――文章書くのが好きな方ではあるんですね。好きなサイト、よく読むサイトとかありますか?
大学生くらいまでデイリーポータルZを読んでました。RSSリーダーに登録して。
大学の頃はブログも流行ってましたね。ミクシィとかもあったな~
――当時はツイッターとかフェイスブックとかもない時代ですよね?
そうですね。懐かしい。
仕事めっちゃあるみたいなつもりで生きてます
働く以外のこと
――仕事終わって帰ってからは何してますか?
何もない日は帰って、その日に来てるポッドキャストを流しながらいろんなことをこなしつつ、終わったら、ネットサーフィンしますね。
TBSラジオのポッドキャストをよく聞きます。食器洗ってるときとか、ネットサーフィンしてるときとかに聞き流してます。音楽でもいいんですけどね。
人の話聞くの楽しいですね。
――音楽をやられてるじゃないですか。そうすると曲とか聞いてると、集中しちゃうというか、安らげなくないですか。「あー曲作らなきゃ――」みたいな。お仕事感覚に
あー全部そうですね。音楽は特にそうですけど、『これすごい』みたいなものを見たら、やんなきゃって思いますね
――ネットサーフィンはどういうものを見てるんですか
大体はてなブックマークと、あとはツイッターで流れてきた記事をバーッて見て、リンク飛んでってやってるうちに時間が経っていき、あれー? 2時じゃんみたいな(笑い)
――(笑い)じゃあ休みの日はどういったことを?
休みの日も大体同じですけど、休みの日は、買い物に行ったりとか、あと友達と映画見たり、友達とご飯食べたりしますね。
最近、すごい友達大事だなって。ここ2年くらい友達と遊ぶのにハマってますね。ハマってるっていうのはおかしいんですけど(笑い)
――仕事以外の大きなこととしてバンド活動があるわけなんですが、それを「やるぞ」ってなるときってどういうときなんですか? 結構モチベーションがいることじゃないですか。
モチベーションいりますね、めちゃくちゃ。
――言っちゃえば仕事2つあるみたいな状況じゃないですか。
仕事めっちゃあるみたいなつもりで生きてますよ。だから、ネットサーフィンくらいですよ。ほんと仕事じゃないの。
例えば、家具買うとか服買うとかも仕事みたいなもんじゃないですか。いかに自分を満足させられるかの勝負というか、すごい安くいいものをベストな回答ださなければみたいな。もうちょっと気楽に生きれればいいんですけどね。
――自分を追い込んでいくんですね……でもほんとにフリーランス思考というか、自分の生きることすべてが仕事だというような感じがありますね。
そうかもしれないですね。
バンドやってくことのモチベーションとしては、楽しんでもらいたいみたいな気持ちと……あと、自分が曲作って「あーこれめっちゃいい曲じゃんやりたい」とか思わないとどんどん腐っていきますね。基本、やらなくてもいいことなんで、普通にしてたらやらないですよね。
だから、やりたいっていう気持ちが生まれるのをいつでも待ってるというか。そういうふうに仕向けたりする感じですね。
自分の能力が発揮できればどんな肩書でもいい
仕事のこと
――デイブレイクでは普段どんな業務を行ってますか?
入社したのが最近(インタビュー当時2ヶ月目)なので、よくわからないんですけど、なんかいろいろやってますね。
――いろいろやりますよね。この2ヵ月間、具体的にはどういうことをしましたか?
最初に自社メディアリニューアルのために、メディアのランディングページを作りました。一人でコンセプト考えて、絵を描いて、Illustratorでランディングページをデザインしていくという感じでした。
そのあとに中島さんと一緒にやることになりました。自社メディアのことを考えるのを主にやっている感じではありますが、ちょっとずつコーディングとかもやり始めました。
結局はよくわからない。いろいろなことをやっています。
――入社する段階では自分は何になるんだと思って入りました?
デザイナーなんですかね? デザイナーだけど、いろんなことやれと言われればやりたいという気持ちでいたので、いろんなことを勉強できればなと思っています。
――もともとWEB系には興味があったんですか?
そうですね。大学を卒業する際『仕事っていったら何しようかな』となった時に、自分に出来ることといえば、ちょっとしたデザイン的なことか、ちょっとだけコーディングも出来るっていうのだったので。
あとは、バンドをやっているので、録音関係とかも考えたんですが、就職するとなるとあんまりいい業界じゃないないので、難しいかなと。録音は好きな仕事ではあるけど、ちょっとそういうのは違うなっていう思いがあって。
デザインの方面で仕事をやるというのも手だなーとずっと思って過ごしてきたので、デイブレイクに入社しないかという話が来た時に『ああ、お願いします。ありがとうございます』っていう感じでしたね。
――なるほど。現状としては、自分で自称していくとしたらどういう肩書になりそうですか?
いろいろやってて自分が何なのかよくわからないので、特にこだわりはないですね。デザインとか録音とか、全部一番上に来させたいです。まあなんていうか……自分の能力が発揮できればどんな肩書でもいいかなと思っています。
――録音の話が登場しましたが、これまではどういったお仕事をされていたんですか?
さかのぼると、大学3年くらいの時にちょっとだけ就活やったんですけど、興味のない業界とかに就職しても絶対やめるなーと思ったんで、興味あるところでと思ってまして。
ロッキングオン読んでたんで応募したりとかしたんですけど、普通にそこまで熱意がなかったのもあり、普通に落ちて。
――じゃあ音楽ライターとかを考えていたんですか?
全然そういうのもあるなとは思ってたんですけど。なんかもう、いい感じになれたらなんでもいいんすよね。
そこからまあ就職しないでいました。とにかく自分が出来ることでお金をもらいたいというのがあって、独学ですが、録音関係が出来たので、それでお金をもらってました。
――録音関係というと……?
CDなんかを作るときに、楽器にマイク立てて録音して、ミックスしてというような作業です。
その仕事をフリーでやりながら、カレー屋のアルバイトもして生計を立てていました。
ちょうど1年前くらいに録音の仕事がいい状態の時が来て、何個かずっとかかえてるものがあり、同時並行で進めたりとかしていました。まとまってガッとお金が入ってきたりして、「ああ、いいな」って思ってたんですけど、結局仕事が途絶えちゃって。忙しくなってきたからとバイトを入らないようにしたとたん、約束していた仕事が立て続けになくなって。
「やばいな。これはもうバイトまたやるかどうにかするかしないとだめだな」って時に、知り合いだった社員の方にこの会社を紹介していただいて、とんとん拍子で入社しました。
本当に、一人でお金を稼ぐってすげえ大変だなあって思いましたね。
――そうですねえ。会社ってすごいですよね。
会社すごいっす。就職して思ったけど、会社ってすごい。会社意味わかんない。
生きてるなーと実感できる働き方
――今までフリーの感じで働いてきたと思うんですが、10年後とか20年後とかになった時に自分がどういうことでお金を稼いでいるかなどの理想ってありますか。
フリーないしはフリーぐらいの裁量がある身分でいきたいですね。
なんで録音をやってたかっていうと、自分がなにか「これやってください」って言われて、やって、「あーありがとうございます。お金払います」で、こっちも嬉しい、というような感じが、自分で稼いでる感がすごいあったんですよ。
バイトしてる時って、時間でお金払ってるなみたいな感じがしたので。それがねーなんか釈然としないというか……
――時間の場合、何をしててもお金は一緒っていうメリットはあると思うんですけど、自分がやりたかったことをちゃんと形にできて、その物体に対してそのお金をもらいたいということですよね。
そうですね。農家のような職業にも憧れますね。
――実がなったらその実に対してお金を払ってほしいと。
これに対してのこういうお金ですっていう。コミュニケーションしたいというか……コミュ力全然高くはないんですけど、なんかこう実感したい。ああ生きてるなーみたいな。それが出来ればいいなと。それで苦しまずに生活出来れば一番いいですよね。
――なるほど。じゃあ働くの形態に対して特に執着があるわけではない感じですか?
執着があった方が老後とかはいいと思うんですけど……老後のこととか何も考えてないので(笑い)
単純にバイトとかしてた時代につまんないなって思ってやめられない状況、つまんないなって思ってるものをずっと続けなきゃいけないのって結構つらいなって。やりたくないと思ったことを続けるのって結構死に近いような、苦痛があって。それよりはどんな形でも自分がやりたいことをやっていたい。
終身雇用とか、ちょっと前まですごい常識だったことって、意外とそのちょっと前まで全然常識じゃなかったことじゃないですか。常識とかって結構すぐ変わっちゃうんだなあと。今常識だと思ってることが10年後正しいかっていうとそんなことないと思うので、働き方とか社会の構造とかに関して、こだわってて後で痛い目をみるよりは気にせず好きなことやってた方がいいなとは思いますね。
なかじま
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